その日の色をつくる


 ちょっと影のような、花一輪。

薄い黒、細かい白色のパウダー、あとは何だったかわからない…。色を重ねる日々の中で学んだことは、

そのときの気持ちをのせていくことが、一番大事ということ。前と同じようにと思っても、あまりうまくいかない。その日の素直な気持ちで色を重ねていくと、不思議ときれいな色になる。だから同じ色あまり出せないのです…。言い訳がましい感じもしますが…。時々注文が来た時に困ってしまいます。難しい。

 仕方ない、野美知さんは今を生きているのね、とあきらめてくれると助かるのですが…。n