おやすみ

 橋村家、窯の火がとまるとともに、糸の切れた凧状態のおやすみ。だって吹けないじゃん、という事実は固い。吹けなくても、もちろんやることはたくさんあるのですが、まるでそんなことはなかったように頭はカラッポ。

 小淵沢へ行って、川で泳ぎました。冷たい水が、いつでもすぐそこにある環境は、特別だなと思います。我が子たちは、祖先は何か川にかかわることをしていたのではないかと思うほど、「川、川、川…。」とつぶやいては、水の中へ。水着だけあれば、この旅の荷物はいらなかったなと思いました。都会っ子の子たちは普段は川でなんて絶対に泳げないけれど、水の冷たさ、魚の群れ、心のどこかに残っていればいなあと思います。n