パーパーウェイトをつかんで

 

 大作氏ペーパーウェイト。不思議な風合いのガラスの塊。裏を返すと透明なガラスの奥にまた別の世界。手のひらでつい、つかみたくなる形をしています。 

 どうしてこれをつくるにいたったのか、わからないですが、自分がいいなあと思うところを表現してつくることができる。幸せなことをしているよな、と思います。少々の不満は、あってないようなものだな、と思います。

 お世話になっているギャラリーで、小さな子が手にとって、ペーパーウェイトを買ってくれたと聞きました。なんだか珍しく大作氏が喜んで、とても大切なものをもらったような顔をしていました。n