坂、明日最終日

 子が熱を出したり咳をしたりしている間に、坂の「ちいさいものたち7」、明日最終日。ところ狭しと並べられた作品たちに会いたかったなと思いつつ、看病です。ギャラリー内は、写真で見る限り、骨董屋の雰囲気。何故だか、できたばかりのつるりとした作品たちが、ずっと昔のもののように見えるのが不思議です。ギャラリーの持つ空気と、2人の空気がそんなふうに見せているのでしょうか。家にあったときとは、まるで違う顔をしたりするのだろうなあと思います。なのできっと誰かの家にいけばまた違う顔。いろいろな場所で展示をする大きな意味は、その空気の中にある自分の作品を、外側から見ることができるということだなと思います。自分のものでありながら、まるで知らなかったところもある。次へ、繋がるきっかけがそこにあると思います。n