鬼子母神終了

橋村大作 うすらい表面
橋村大作 うすらい表面

 昨日の鬼子母神の疲れを引きずって、金環日食観察しました。何がすごいって、たくさんの人が空を見上げて一つのことを思っていることがすごい。人は、同じ方向を見ることができるのだなと思います。

 久しぶりの鬼子母神、5月っていいなあと思いました。見上げると木々は緑でいっぱい。ガラスたちも生き生きしていたようにもいます。写真は、大作氏「うすらい」を木々をすかして撮ったもの。ゴツゴツとした氷のような表面が、風景を揺れているように見せます。うすらいは、一つ一つに表情があって面白いです。おそらくは作者が、楽しんでつくっていることもあるのだろうと思います。いつも、多めのうすらいが家にはあります。気付くとついたくさんつくってしまう、そんな作品です。家に帰って、ライトの下で手に持ってみたらちょっと思いもかけない影が出て、あっと思う、そんな作品でもあります。n