まようくらいなら

橋村大作
橋村大作

 もうすぐ3月だというのに寒いですね。写真は大作氏の小さな一輪挿し。こんなにシンプルなものもつくるんです。複雑な模様のものもつくったりますが。どっちが自分は果たして好きなんだろう、悩むこともきっとあり、どっち行けばいいのだろうと迷うこともあり。でも今日の新聞で、映画にもなった「はやぶさ」にかかわった方の言葉にちょっとはっとしました。あまり人の言葉にはっとすることはないのですが。「迷うくらいなら、どっちでもいいということ」。迷うくらい目的に近いと思う策ならば、どちらをやってもそんなにかわらない。時間をかけて解決策を探るより進め、進め。という意味ととりましたが、本当に、衛星にかかわることに比べたらなんと簡潔な私たちの仕事。悩んで進めないくらいならどっちでもやってみよ。時々そういうことを忘れそうになってたたずんでしまいます。n