うずまき

橋村大作 ぐいのみ
橋村大作 ぐいのみ

 

 流れるようなうずまきは、大作氏ぐいのみの内側。伊勢丹の「チョコと…」に、桐箱をつけて送りました。底に、透明な高台がついています。うずの色はいろんな色。一色しか色は使っていないのに、思いもかけず複雑な世界。大作氏はどこへ行きたいのかなあ。うずを見ていて思います。単純に、とてもきれいです。静かに、のぞき込めば込むほど。どこへ行きたいのかなあ、とやっぱり思います。みんな、どこへ向かっているかわかって生きているのでしょうか。明確に見えるなら、とも思いますが、きっとそれくらいのものならばたいしたことはないのかな。私はどこへ向かいたいのかな、なかなかスイッチが入らず、遠くの方を見ています。うずの底には何があるのか、生きている間に見てみたいです。n