先を行く人

　クリスマス用の小さな器、内側の写真です。街は、まだ紅葉に色づいている時にクリスマスの景色を思い浮かべる、というのはなかなか難しい作業です。それでも私がクリスマスに頭をなやましている横で、大作氏は来年の干支、「トラ」をつくっていました。動物ものは今年の干支の「ウシ」をつくって以来１年ぶりの作業なので、大丈夫なのだろうかと心配しましたが、できてしまうんですね。トラ、さらりと完成していました。そしてその横では、鎌倉の工房の主が、お雛様を次々と仕上げていました。できる人は先を行くのです。n